「サウンド・オブ・ミュージック」
12月の1本の「素晴らしき哉、人生!」は、いかがでしたか? お楽しみ頂けましたか? 1年の最後にふさわしい作品だったと思います。 新しい年2000年を迎えて、最初の今月の1本の1月は、ジュリー・アンドリュース主演の「サウンド・オブ・ミュージック」です。 |
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「サウンド・オブ・ミュージック」(THE SOUND OF MUSIC) 1965 172分 監督 ロバート・ワイズ 出演者 ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、リチャード・ヘイドン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
1939年のオーストリアのザルツブルグ郊外・・・。 尼僧になるために修道院で修行中のマリアは、いつも修道院を抜け出しては近くの山で歌を歌っていた。 そんな彼女を見て修道院長は、もっと広い世界を見せるため、マリアをトラップ家の7人の子供たちの住み込み家庭教師として派遣する。 |
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だが、そこには軍隊を退役し妻に先立たれた厳格なトラップ大佐と、そんな父親に反発している悪戯好きな7人の子供たちがマリアを待っていた。 子供達の悪戯も笑って受け止めるマリア・・・。 そして激しい嵐の夜、怖がる子供たちに歌を歌った事から、彼女はついにみんなの心を捕らえてしまうのだった。 |
大佐がウィーンに出かけると、マリアは子供達を外に連れ出し、町へと繰り出す・ そして歌うことの楽しさを教える。 やがて大佐が婚約者を連れてウィーンから帰ってきた。 そんなマリアに反論するトラップ大佐だったが、子供たちの美しい歌声を耳にして、今までの自分のやり方が間違っていた事を悟る。 |
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だが、大佐への愛に気づいたマリアはおそれを感じ、自分の気持ちを告げる事なく、静かに立ち去るのだった・・・。 修道院に戻って来た彼女を見て、修道院長は、もう一度、トラップ家に戻り、真意を確かめるように諭す。 「すべての山に登り、夢を見つけなさい。」と・・・。 |
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トラップ家に戻った彼女に子供達も大喜び、そして大佐の心もようやく動かされ、ふたりは、修道院で華やかな結婚式を挙げる。 ファミリーでザルツブルグ音楽祭出場も決まるが、幸せも束の間、ナチスがオーストリアを併合してしまう。 |
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反ナチス派の大佐に対し、軍は召集令状を突きつけてきた。 ふたりは愛する家族のために、国境越えを決意する。 ザルツブルグ音楽祭の当日。 夜、車で逃げようとするがナチに見つかりザルツブルグ音楽祭に出場する。 |
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会場でトラップ・ファミリーが「エーデルワイス」を歌うと会場全体で大合唱になった。 そして、スキをついて逃げるが、ナチに追われ修道院に逃げ込む。 その窮地も尼僧たちの機転で危うく難を逃れる。 そして、家族みんなで助け合ってスイスの険しい山を越えるのであった・・・。 |
ドイツ映画「菩提樹」でも知られ、後に家族合唱団となるフォン・トラップ大佐一家にまつわる実話をもとにし、大ヒットしたリチャード・ロジャース&オスカー・ハマーシュタインのゴールデン・コンビによるブロードウェイ・ミュージカルを映画化したものです。 「サウンド・オブ・ミュージック」は全世界で大ヒットし、第38回アカデミー賞で、最優秀作品賞、監督賞など、5部門でオスカーを受賞しました。 雄大なアルプスの景観や緑美しい木々、ザルツブルグの街並み・・・そして忘れがたい数々のナンバーで綴られた名作です。 主演のジュリー・アンドリュースは、「大好きな映画の部屋」の「ジュリー・アンドリュースのお話」で取り上げていますので、そちらをご覧になって下さい。 この映画を監督したロバート・ワイズは、1961年にミュージカル「ウエストサイド物語」を監督し、オスカーを手しに、引き続きこの作品でも2度目のオスカーを手にしました。 ロジャース&ハマーシュタインのコンビのミュージカルは映画化されたものでも、「王様と私」、「南太平洋」、「回転木馬」、「オクラホマ!」等々素敵な作品がいっぱいあります。 また、「サウンド・オブ・ミュージック」のオフィシャル・サイトがあります。 是非、寄って楽しんで下さい。(但し、英語ですが・・・。)
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「サウンド・オブ・ミュージック」ミュージカル・ナンバー 01.前奏曲〜サウンド・オブ・ミュージック Music by Richard Rodgers |
ジュリー・アンドリュースの最新情報を・・・。 ジュリー・アンドリュースが歌えなくなったとの情報が今年入ってきたのですが、先日、新聞にジュリー・アンドリュースの最新情報が載っていました。 この記事には少々びっくりしましたが、以前のように歌えなくなっているのですね。 ロバート・ワイズ監督、ジュリー・アンドリュース主演のミュージカル大作「サウンド・オブ・ミュージック」でした。 |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1月の1本の「サウンド・オブ・ミュージック」は、いかがでしたか? 世代を越えて語り継がれていく1本だと思います。 それでは、次回2月の作品をお楽しみに・・・。 |
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