「サイコ」
7月の1本の「ティファニーで朝食を」は、いかがでしたか? オシャレなヘップバーンの魅力全開という感じでしたが、お楽しみ頂けましたか? 今月の8月は、この8月13日が生誕100年にあたるアルフレッド・ヒッチコック監督の作品を取り上げてみることにしました。 蒸し暑い夏には、こんなサスペンスを見るのも良いのでは・・・? |
「サイコ」(PSYCHO) 1960年 108分 監督 アルフレッド・ヒッチコック 出演者 アンソニー・パーキンズ、ジャネット・リー、ジョン・ギャビン、ベラ・マイルズ |
アリゾナ州フェニックス 12月11日金曜日 午後2時43分 ホテルの一室で、妻子あるサムとつかの間の逢瀬を重ねるマリオン。 彼女は会社の4万ドルの金を横領して、サムとの新しい生活を夢見て車で逃走する。 |
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途中で大雨になり、青年ノーマンが管理するさびれたベイツ・モーテルに投宿する。 剥製が好きだという優しそうなノーマン・・・だが、マリオンがひとりでシャワーを浴びていると、不意にシャワー・カーテン越しにノーマンの母親に襲われて刺殺される。 |
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マリオンの死体を発見したノーマンは、母親の罪を隠すために死体ごと彼女の車を沼に沈めてしまう。 マリオンの行方を探す探偵は、ひとりでモーテルを訪れるが、屋敷に隠れた母親によって殺される。 そしてマリオンの姉ライラとサムは、地元の警官から意外な事実を聞かされる・・・。 |
この後はビデオを見てからのお楽しみに・・・。 どうしても結末を見たい人は左をクリック!( IEのみ ) |
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アルフレッド・ヒッチコックの「サイコ」は、いかがでしたでしょうか? 「13日の金曜日」に始まって、最近の「スクリーム」など、人が次々と簡単に殺され、血だらけになって死んでいくホラー映画を見慣れてしまっている人には、この「サイコ」を見ても、あまりピンとこないかも知れませんが、見かけの怖さだけでなく、奥に秘めた怖さを感じ取って頂けたらと思います。 「サイコ」は、ヒッチコックものとしては、異質な感じのする作品ですが、新聞の三面記事をもとにしてロバート・ブロックが書いた小説を映画化したものです。 冒頭、上空から街並みを捉え、次第に降下していき、そしてホテルのへの窓へとクローズアップしていく・・・に始まってヒッチコックらしい計算し尽くされたシーンの積み重ね・・・効果的なテーマ曲、そしてハッとさせられる結末・・・。 特にこの映画はシャワー・ルームでの殺人・シーンが有名ですね。 また、この映画には「覗き」のシチュエーションが出て来ます。
主演のアンソニー・パーキンスも多重人格のノーマン役にピッタリはまっていて、この後もずっとサイコのイメージが彼につきまとっていました。 この作品が作られた23年後に、同じアンソニー・パーキンス主演で、「サイコ2」、「サイコ3」、そして「サイコ4」も作られ、今年ヒッチコック生誕100年と言うこともあって、今回、新たにリメイク版の登場で、改めてヒッチコック監督の偉大さが再認識されています。 そのリメイク版「サイコ」のアメリカのサイトがあるの寄ってみて下さい。 このリメイク版「サイコ」は、もちろんまだ見ていないのですが・・・ただ、あまりにも、もとに忠実に作っているために賛否両論だそうですが・・・まぁ間違いなくヒッチコックを超えることはないと思います。 この「サイコ」の他にもヒッチコック監督作品には、名作がたくさんあります。 アルフレッド・ヒッチコック・ベスト5
最後にアカデミー賞の七不思議・・・・ヒッチコック監督は、監督賞にノミネートは5回されたが、監督賞は取ってないんですよね。 |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8月の1本の「サイコ」は、いかがでしたか? まだ見てない方は、是非見て下さいね。 それでは、次回の作品をお楽しみに・・・。 |
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